Brunswick Vintage Gold Rhino Pro™
20世紀、世界のボウラーを虜にしたライノプロ。
その持ち前のスキッド・フリップモーションを更に強化し、
今春、輝くゴールドカラーで完全復活を果たします。
期待の「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」は
ブランズウィックのパフォーマンス強化添加剤科学技術の最も注目される「フォテフィ・パール・リアクティブ」により、
これまでのカバーストックの中で最もストレスの無いスキッドと最速のラテラルトラクションを提供します。
新しい
「ハイディファレンシャル・ヴィンテージ・RG・シンメトリックコア」は伝統的な長くスムーズなシリンダーデザインが特徴です。
この
大容量コアのディファレンシャルを増やすことにより「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」は
スキッドが伸び、ブレークポイントが強化され、汎用性が高まりました。
この「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」は
ストレスのないスムーズなスキッドと抜群なエントリーアングル、並外れたピンアクションを得るためのアクシスローテーションを保持します。
本ボールはドライ
〜
ミディアムコンディションで最高の能力を発揮するでしょう!
なお、今回は特別にあのパーカーボーン3世からコメントが届きました。
「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」が復活したのを見て、とても感激しています!以前のライノプロ™はその時代に数え切れないタイトルを勝ち抜くことで自らを主張してきました。
また、その後のゴールドライノプロ™はスキッド・フリップモーションで、その世代を虜にしてきましたね!そういう意味でも、今回の復活はとても期待ができます!早く使ってみたいです。
第31回
2015年4月1日更新
こんにちは、プロボウラーの
逸見正晃です。皆さん、サンブリッジからのビッグニュースはお聞きになりましたでしょうか?
おそらく、このレビューをご覧いただいている時には発表されているであろう、
ブランズウィック、
DV8に続く第3のボールブランドとして米国
ラディカルブランドの取扱いを4月より開始いたします。
ラディカルはまだ誕生から数年の新しいボールブランドですが、開発者を聞くと興味を持っていただけるはずです!
ボール開発の権威
フィルカーディナル氏と
モーピネル氏がタッグを組み、商品開発に携わっています。
特に、
モーピネル氏はアメリカ国内において非常に高い人気と知名度を得て、一世を風靡したモーリッチ社の社長でもありました。その優れたボール開発、特にコアデザインにおいて多くの愛好家を生み出したことは記憶に新しいと思います。
この、ボウリングボール開発のマニアとも言うべき二人が開発したボール達が満を持して、サンブリッジより販売開始となります。合言葉は「Wow That's RADICAL」。乞うご期待ください!
さて、今回取り上げるのは、新興勢力の
ラディカルに対してトラディショナルなブランドの
ブランズウィック最新作「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」(以下、ゴールドライノと表記)。
なんと、国内300個(先行販売分)のスペシャル仕様にてのリリースが決定していますが、主要ウェイトは即日予約完売とのこと。2015年5月に再入荷も決定しているので、残念ながら入手できなかったボウラーは、もうしばらくお待ちくださいね!
当時爆発的な人気を得て、一大シリーズとして君臨した「ゴールドライノ」は時を経てどのように復活を遂げたのか。今回も最後までお付き合いいただけると幸いです。それでは、第31回目
ストライクレビュー「ゴールドライノ」編をどうぞ!
65°
×
4・3
/
16
×
35°・薬指真上位置にピン配置
75°
×
3・3
/
4
×
65°・薬指下位置にピン配置
博多スターレーン(ウッドレーン)
43フィートのクラウンコンディション
29.5
ml
カストディアンプラス
33°・コンディショナーの種類を変更
ちょうど一年ぶりに、当時の大人気ボールを復刻リリースするヴィンテージシリーズより「ゴールドライノ」が発表されました。黄金に輝くボディは、今からおよそ20年前に市場へと登場し、瞬く間に人気ボールの一つに名を連ねました。
見た目のインパクトもさりながら、スコアメイクに重宝されたボールとして注目を集めた旧「ゴールドライノ」。懐かしさもプラスし、今ふたたびボウラー達の注目を受けています。今回は
ビンテージ・LT-48™以来のヴィンテージシリーズとしてクラシカルなパフォーマンスを示してくれました。
カバーストックには、現在の
ブランズウィックブランドにおける最先端カバーストック「フォテフィ・パール・リアクティブ」を採用し、手前のスムーズなスキッド感をもたらしています。
ドライ〜
ミディアムでも軌道がブレにくく、
安定感を保つことが難しい状況においてもシンプルな発想からアジャスティングが可能です。これは、レーン横方向のオイル段差のあるハウスパターンから、タイトなコントロールを要求されるシビアなパターンでも有効で、とても幅広い場面での投球を可能にしています。
一般的な球速のボウラーにとって、とても使用頻度のあるボールといえる部分と、昨今各地で実施されているスポーツコンディション(いわゆるハウスコンディション
=
レジャー志向とは違う難易度の高い競技者向けコンディション)においても有効なボールだと思います。
それは、急激でアグレッシブな角度でのフックを抑え、ドライゾーンに進むにつれて段々と方向転換をする様で感じ取れるはずです。
コアには、
ビンテージ・LT-48™のコアをダイナミックに比重変更した
「ハイディファレンシャル・ヴィンテージ・RG・シンメトリックコア」を新採用しています。
凹凸の無い長めのシリンダーコア(対称コア)となり、クセの少ない転がりを生み出してくれます。このあたりが汎用性に特化したスペックに繋がっていると言えるでしょう。コアの長さを増したことでフレアポテンシャルが強化され、スキッドエリアが伸びてドライゾーンからの傾きを向上させたことが特徴として挙げておきます。
ハイパフォーマンスラインとは違い過激なリアクションではないながらも、曲がり込むエントリーアングルは深くキレの良いコンディションで活躍してくれるはずです。
私の投球感想としては、最近になかったパフォーマンスを示すボールだなと感じました。昨今の急角度に曲りだすボールに比べて、とてもナチュラルなリアクションをイメージできる感覚で、それはヴィンテージシリーズとしてのリリースならではということでしょう。
今回、先行発売の為に全国300個のみという希少ボールの扱いですから、あっという間に完売することが予想されます。当時の「ゴールドライノ」を投球したボウラーが興味を持つことが容易に考えられることと、見た目のゴージャスさも魅力的に映るはずです。
ウッドレーンでの投球では、加速する程のスキッドは感じませんが、その分軌道が分かり易くコントロールに長けたように思います。プラスティックレーンにおいてでは、一回りスキッドエリアが長くなる分、
ドライ〜
ミディアムでも適応してくれます。
パールカバーの作用でショートオイルでは早めに傾く心配があるので、そういった場合には摩擦を抑えたソリッドカバーや更にフックポテンシャルの低いパールカバーでの投球が効率良く組み立てられるので、ボールの曲り方に着目しておく必要があります。
投球ラインとしては、着地点のオイルが高く、レーンを進むにつれて段階的にオイルが減少している方向に投げることが望ましいボールです。手前の薄いエリアからキャリーダウン気味の方向への投球では期待するパフォーマンスは得られなくなります。
オイルにぶつける攻め方よりも、オイル際を沿わせるかドライエリア方向に多少膨らませると良い入射角度を保てるような素直なボールリアクションを起こしてくれるのはとても使い勝手があると思います。
表面の番手は、#500
マイクロパッド→
ロイヤルコンパウンド仕上げですが、走りを求めるならば定期的にツヤ出し(ポリッシュ)加工が必要です。
もし、滑り過ぎるというボウラーには#500
マイクロパッド→
#1000
→
#2000程度の番手に引き上げた状態での使用が良いかもしれません。
全体的な印象では昨年発売した
ブルート™が最もイメージ的に近く、同系統のカバーストックを採用していることが理由かと思います。
ローディファレンシャルコアの
ブルート™に比べ、ΔRGを高めている分、今作の方がよりバックエンドでのフリップ力は大きくなっているので先で曲りが物足りなく感じた方にちょうど良い塩梅でしょう。
ドリルレイアウトは
65°×
4・3/
16×
35°で薬指の上辺りにレイアウトしたことにより、フックパフォーマンスを得易くしたつもりです。
比較に選んだボールは、昨年発売したブランズウィックボールの中で私、
逸見のお勧めベスト3に入る
ビンテージ・LT-48™です。
大好きなブラックカラーで摩擦を抑えたソリッドカバーにシンプルな対称コアという組み合わせで、クリーニングの良い朝一や、オイルレスになる大会後半には必要不可欠なボールになっています。
現状、常に大会に持ち込むボールに
ビンテージ・LT-48™と
フォルテラ・エグザイルはラインナップしているほどです。
私の感覚では、手前の直進力は
ビンテージ・LT-48™がとても優秀に思います。やはり黒の単色カラーという視覚的なものもありますが、強さを抑えた設計が見ことにマッチングしたボールならではの気持ち良さがあります。
一方、キャリーダウンしたパターンではオイル負けが顕著になり投球に難が生じることから、注意が必要な面もあるとも言えます。
バックエンドでの動きは一回分のキレという表現では
ビンテージ・LT-48™がシャープです。非常に直線的なラインを投球する感覚が抱き易いのがその証拠です。
その点「ゴールドライノ」は、コア数値を強めたことでブレイクポイントが早まりフック軌道は強化した弓形の印象です。
ボールを傾かせたあとはそのままポケットに吸い込まれるかのように動いてくれるので、安定したポケットコントロールにおいて、今作は飛躍的に性能向上していてお勧めポイントの一つになります。
少量のみ再入荷が決定していますが、前評判からすると入手にはあまり悩んでいてはいけないボールになってしまうので、気になっている方はお早目に決断されるべきです。
伝統的な王道を進む
ブランズウィックブランドより、名作がリバイバルされます。是非、現代のテクノロジーにて新たに蘇った「ゴールドライノ」を皆さんの新しいラインナップに取り入れてみてください。
執筆後記
パール系最新カバーストックと
コントロール性能を高めたシリンダーコア、シンプルさの中に安定感という強さを際立たせたクラシカル・リバイバルボールの誕生です。全国わずか300個(先行販売分)のみという希少数からのリリース品になります。要チェック!
今回のドリルレイアウト
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逸見正晃プロのフェイスブック
ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™:プロモビデオ
公開日:2015年4月5日・2分45秒・w1920
×
h1080
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サンブリッジ公式動画チャンネル
本作は米国ブランズウィックが制作した「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」の公式プロモーションビデオ(日本語字幕付)です。今回も魅力的なコメンテーターによる21世紀に蘇った「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」のパフォーマンスを余すことなくお届けいたします。
ご紹介していただくのは登場順に、お馴染みの
リャンモウ(アベレージスピード:18.0mph・回転数:375rpm)、
ロニースパークス(アベレージスピード:18.5mph・回転数:400rpm)、
ボブディチェニー(アベレージスピード:17.0mph・回転数:320rpm)の3名です。なお、今回のレーンコンディションは41フィートのミディアムオイルで撮影を行いました。
同社コンシューマープロダクツのマネージャーである
ビリーオリコウスキーのナレーションを聞きながら、豪華なコメンテーターによるインプレッションとパフォーマンスで是非「ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™」の可能性を探ってみてください。
SunBridge Cleaner Products
ボールのお掃除とお手入れは下記の商品をお使いください。
あなたの大切なボールを延命させるには、日頃のケアがとても大切です。
ボール名
ヴィンテージ・ゴールドライノプロ™
ボールメーカー
ブランズウィック
ボールカラー
ゴールドパール
カバーストック
コア
表面加工
硬度
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
ボールの硬度比較
RG Max
RG Min
RG Diff
レングス
フック
8.0
スキッド
7.0
バックエンド
8.5
ウェイト
適性レンコン
ブラックライト
出荷日
2015年4月20日
・再入荷分の15P
2015年
3月30日
税込価格
備考
300個先行発売
※1:フックポテンシャル、※2:ブレイクポイントシェープ、※3:フレアポテンシャル、それぞれの略称となっています。
言葉の意味は
こちらをご覧ください。
BALL WEIGHT
10P
11P
12P
13P
14P
15P
16P
上記の表示は輸入したポンド数に当ります。したがって、現在の在庫とはリンクしていませんので、あらかじめご了承の上ご参照ください。
また、1P(ポンド)は約453.6グラムになりますので、10Pは約4.54kg、16Pは約7.26kgとなります。
LANE CONDITION
Coverstock
Fortify reactive coverstock is Brunswick's hottest creation based off our performance enhancing additive chemistry technology.
Fortify reactive combines a new base coverstock with an enhanced additive package that will provide the easiest length with the quickest lateral traction of any coverstock to date.
Core
The High Differential Vintage core features an old school tall and smooth cylinder design.
By increasing the differential in this high volume core shape, the Vintage Gold Rhino Pro™ delivers added length, stronger breakpoint, and improved versatility.
Ball Motion
With its Royal Compound Finish, the Vintage Gold Rhino Pro™ skids effortlessly through the front, maintaining axis rotation for the backend to provide superior entry angle to the pocket and exceptional pin action.
Reaction Setup
The Vintage Gold Rhino Pro™ can be drilled using the standard drilling techniques developed for symmetric core bowling balls.
Lightweight Engineering
At Brunswick, the unique core shape of each individual ball is used for weights from 14 to 16 pounds.
This approach to lightweight ball engineering provides bowlers with consistent ball reaction characteristics across this weight range.
At 12 and 13 pounds, Brunswick uses a generic core shape with a RG
-
differential that is close enough to the 14 to 16 pound shape so the same drilling instructions can be used.