DV8ブランドのファンの皆様、大変お待たせ致しました！ストライクレビュー第5回目は同ブランドの人気シリーズ第2弾「ディーバ・パール」です。 サンブリッジの販売ボールにおいて、長い歴史を持つ米国ブランズウィック社のボールが国内では圧倒的な知名度を誇りますが、 米国ではDV8のコンセプト（若者層に着目したアグレッシブなデザイン・パフォーマンス）がヒットし、瞬く間に人気ブランドとして定着しつつあります。 その証拠に、世界中250カ所以上のプロショップの投票によりボールのMVPを決める、米国ボウリング・ジャーナル誌の「2013：ボール・オブ・ザ・イヤー」におきまして、 ハイブリッドカバー部門ではDV8のエンドレス・ナイトメアが多くのライバルを抑えて1位に輝きました！ （ブランズウィックのマスターマインド™はソリッドカバー部門で2位を受賞！） これは同ブランドのボールパフォーマンス、耐久性等、ポテンシャルの高さを示すに事足りるニュースです。 一般に、米国で非常に高い人気を得るロングフック系のボールは、国内ではスキッド感が足りないといった評価になる場合もあり、レーンコンディションやボウラーの球質により左右されてしまうのは承知の通りだと思います。 今回の新製品「ディーバ・パール」は、そういったお悩みを持つボウラーにもお勧めでき、最も使用頻度の高いであろうミディアムコンディションを幅広く対応するスペックとなっています。 カバーストックには新開発「クラス5F（フリップ）リアクティブ」を採用。長めのスキッド感に「F」に示すようにフリップ具合も非常に気持ち良く感じ取れます。 コアには2013年にスマッシュヒットし、人気を博した初代ディーバと同型コアを採用。 良く転がりながらも急激な方向転換をしないことで、読みやすさに優れたボールとなっています。ロゴやボール名にも表れているように、女性ボウラーに主な視点を置いた仕様で、あまりスピードの無い方やライトオイルコンディションを対応するボールをお探しの方にピッタリです。 投球した印象としては、リーグボウラーやハウスコンディションで大変使い易く、ボウラーに好まれやすい曲り形状になっているなという具合です。クラウンコンディション（レーン中央程オイル塗布量が多く、端側が少なく塗布されている状況。）では、比較的厚めのオイルゾーンへの投球は楽にスキッドしますので、 いわゆる内ミスがポケットヒットし易く、薄めのドライゾーンへはパール素材が活きてロールアウトし辛く良いピンキャリーを実現してくれます。これだけでも、スコアリングし易そうに思えませんか？キャリーダウンが顕著な状況では、曲がりきらずにピンキャリーは硬くなりがちなので、 使えるコンディションの把握も分かりやすく、ボール選択に重要な「交換時期」も中々イメージが湧きやすいでしょう。 球速ではハイスピードでボールが滑り気味のボウラーには曲りを感じづらくピンキャリーは硬くなり、ミディアムスピードが主でややスピード不足なボウラーには大変相性良いピンキャリーを見せてくれるはずです。 今回、比較投球は初代ディーバと走り系ボールとして人気の高いデュード™の2種類を選択してみました。 まず、初代ディーバは、クラス6G（グリップ）カバーということで、今回の「ディーバ・パール」よりもやや早めから曲り始める特性があります。 暴れないので、軌道を読みやすく、タイトな攻め方に優れています。ボールの直進力では、ボール1個分は楽に「ディーバ・パール」の方がスキッドしてくれます。手前で反応を起こしすぎない分、ピン側で動きがしっかり出てくれますから、より日本人好みのボールと言えますね。 当時では、初代ディーバの動きは非常に気持ち良かった印象でしたが、この一年間で如何にボールが進化を遂げているのかが実感できました。 板の幅が無いシビアなコンディションにおいては、初代が一枚上手かなといった印象でした。次いで、現在、私自身DV8で最も仕様頻度の高いデュード™との比較です。 同ブランド最速との謳いの通り、爽快にスキッドしてくれる遅めコンディションの救世主となっています。 カバーストックはクラス4F（フリップ）カバーで、コアも「ディーバコア」と同型の比重変更モデル（より高・RGタイプ）で、どちらかと言えば似ている類ではないかと思います。 走りが楽に確保できるのは大変強みで気に入っている部分になりますが、短いオイルではややアグレッシブ過ぎる印象も持っています。 「ディーバ・パール」は、初代に比べるとデュード™の方がパフォーマンスは近いのではないかと思います。 デュード™ほどレーンをぶち抜いていくかの様なスキッド&スナップまではいかないので、無難なライン取りを投球しやすい何でも屋な優等生ボールですね。 言うまでもなく、見た目も鮮やかさも売りの一つで、ラックに置いているだけで多くのボウラーに興味を持たれています。パール配合で更に光り輝いて見えるピンクパールに、シルバーのアクセントが付いており、まるで宝石の様です。 見た目以上に万能ボールに仕上がった「ディーバ・パール」。ボールの持ち運びは2個くらいがちょうど良い（ストライク用ボールとスペア用ボール）という考えのボウラーに是非お選びいただきたいです。 12P16Pまでの販売となりますが、軽量ほど早期完売が予想（本稿の更新時にすでに12Pと13Pは完売！）されます。日頃の頑張りへのご褒美に是非「ディーバ・パール」をお勧め致します。

今回のドリルレイアウト

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